- VTuberオーディションの自己PR動画の作り方を知りたい
- 審査に受かるための自己PR動画の作り方を知りたい
- 他と差がつく自己PR動画を作るためにはどうしたらいいの?
VTuberオーディションに挑戦する際、事前の準備が合否を左右します。
オーディションの選考フローには書類審査、面接、そして実技審査が含まれることが多く、とくに重要なのが自己PR動画です。
記憶に残りやすいインパクトのある動画を提出することで、自己アピールの質が大幅に向上し、合格に一歩近づくでしょう。
一方、自己PR動画で手を抜いてしまうと、伝えたいことが伝わりにくくなり、審査員に興味を持ってもらえない可能性が高まります。
そこで今回は、自己PR動画の重要性と作り方のポイントなどについて見ていきましょう。
VTuberオーディションの審査合格には自己PR動画が重要
VTuberオーディションで審査合格を目指すには、自己PR動画が非常に重要です。
自分の魅力を直接的に伝える手段であり、他の応募者と差別化を図るための強力な武器となります。
自己PR動画とは
自己PR動画は、自己紹介や自身の強み、スキル、経験を視覚的に表現するための動画のことです。オーディションでは、配信者としての可能性を伝えるツールとして重要な選考要素となります。
自己PR動画の最大の目的は、審査員に「この人はVTuberとして魅力がある」と感じてもらうことです。そのため、キャラクター性や表現力だけでなく、動画制作のスキルも評価対象になります。
たとえば、ホロライブプロダクションに所属する天音かなたさんは、オーディション時の自己PR動画について「最初の5秒が大事」と語っています。
出典:YouTube
出典:YouTube
彼女は、名前を名乗った後すぐに「歌が好きなので歌います」と特技の歌を披露し、シンプルかつインパクトのある構成にしました。
このように、自己PR動画は、自身の強み・アピールポイントを審査員に伝え、合否を左右することもある重要なツールです。
選考内容に自己PR動画の提出がある場合は、しっかりと準備をして臨みましょう。。
VTuberオーディションの流れ
VTuberオーディションの流れは主に以下の通りです。
出典:hololive
書類選考→面談(複数回の場合あり)→合格通知
このような3ステップで進むことがほとんどでしょう。
たとえば、ホロライブプロダクションのオーディションでは、まず書類選考を通過することが最初の関門です。その後、面談や実技審査を経て、最終的に合格者が選ばれます。
なお、自己PR動画が求められるタイミングは、事務所によって異なります。
申込時に書類と一緒に提出する場合や、書類審査を通過した後に要求される2パターンがあると覚えておきましょう。
PR動画の内容については、具体的なテーマ指定は少ないものの、自分の強みやアピールポイントをしっかり盛り込むことが重要です。
歌やゲームが得意であればそれを中心にアピールし、VTuberとしてどのようにリスナーを楽しませたいかなども具体的に説明します。
また、なぜその事務所を選んだのか、やりたいことや貢献したいことを含めると好印象です。
VTuberの自己PR動画で見られるポイント
VTuberオーディションの自己PR動画では、強みやスキルのアピールに加えて、動画の編集スキルが重要なポイントとなります。
撮影した動画をそのまま提出するだけでは、合格は難しいでしょう。見やすく伝わりやすいようにカット編集やテロップを入れることが大切です。
審査員は、普段から多くの質の高い動画を目にしているため、動画のクオリティも評価の一部になります。
出典:YouTube
MAHA5 JAPANに所属する緋撃 燐さんも、自己PR動画のカット編集、フルテロップ入れはした方がいいと語っています。
しっかりと編集された動画は、自分の真剣さやプロ意識を示す手段としても効果的です。
VTuberの自己PR動画の作り方
審査員に自分の魅力を伝える自己PR動画は、オーディションやデビューの成功に直結する要素のひとつです。以下で、動画作りのコツを解説します。
自己PR動画の構成を考える
VTuberオーディションの自己PR動画を作成する際、まずは構成を考えましょう。
自己紹介を一方的にする方法もありますが、質問に答える形式にすることで視聴者の興味を引きやすくなります。
質問形式は、実際の配信に近い自然な印象を与えるため、審査員にも好印象を与えられるでしょう。
自己PR動画を撮影する
撮影についてですが、オーディションの段階ではまだ、VTuberのアバターを持っていないことが多いので、パソコンやスマホのカメラで自身を撮影できれば十分です。
しかし、Webカメラやスマホスタンドを使うことで、画角や角度を整え、より安定した映像になるよう意識してください。
また、静かな環境で雑音が入らないように注意し、クリアな音声を心がけましょう。
自己PR動画を編集する
動画の編集は、審査員を引き込むための大切なステップです。
収録した動画を編集して、不要なカットや言い間違いを削除し、メリハリをつけます。テロップを加えて、一度の視聴で伝えたい内容がしっかりと伝わるようにしましょう。
冗長で退屈な内容が含まれた動画は、実際に配信をした際にも離脱ポイントになるため審査員の評価も下がります。
きちんと編集することで、短くてもインパクトのある動画に仕上げましょう。
自己PR動画を提出する
自己PR動画の提出方法としては次のようなものがあります
- Googleフォームで送る
- ギガファイル便で送る
- USBメモリで郵送する
- YouTubeにアップしてURLを送る
このように、いくつかの方法がありますので、あらかじめ自己PR動画の提出方法をしっかりと確認しておきましょう。
VTuberオーディションの自己PR動画でよくある失敗
VTuberオーディションの自己PR動画でよくある失敗とその対策を知っておくことで、審査員に好印象を与えられる動画を作ることができるでしょう。
以下に、よくある失敗とその解決策を解説します。
内容・自己紹介が一般的で個性がない
ありきたりな自己紹介やスキル説明では、多くの応募者のなかに埋もれてしまいます。
対策としては、他の応募者にはない自分の独特な魅力や特技を前面に出すことが大切です。
たとえば、得意な歌やゲームを披露したり、ユーモアや情熱を感じさせるトークスキルを使うなどして自分の色を出しましょう。
長すぎ・短すぎて魅力が伝わらない
動画の情報が多すぎて動画が長くなりすぎると、審査員は最後まで見てくれない可能性があります。また、逆に短すぎると、自分の強みを十分にアピールできません。
理想的な動画の長さは3分以内です。重要なポイントをしっかり絞り、伝えたい内容をシンプルかつ的確にまとめることを意識してください。
音声が聞き取りづらい・映像が見づらい
音声が聞き取りにくかったり、映像が暗くて見にくいなどすると、審査員に好印象を与えることはできません。
これを防ぐために、事前に音声や映像のチェックを入念に行いましょう。
撮影環境は、できるだけ静かな場所を選び、雑音が入りにくいように工夫します。背景はシンプルなものを選び、審査員が内容に集中しやすく配慮してください。
また、音声に関しては、マイクの使用や声のボリュームに気を配り、クリアな音質を確保することが重要です。
滑舌が悪い・話がつまらない
自己PR動画では話す内容だけでなく、話し方も重要です。滑舌が悪かったり、話が単調であると、審査員の興味を引きにくくなります。
話す際は、明瞭でハキハキとした声を心がけ、話にリズムや抑揚をつけて工夫しましょう。
また、内容が退屈にならないように、ユーモアや感情を込めて話すと効果的です。事前に自信を持って話す練習をしましょう。
出典:YouTube
なお、VTuberオーディションで落ちやすい人の特徴という動画でも、滑舌の悪さやトークスキルのない人は落ちやすいと語られています。
これらの失敗を回避することで、魅力的な自己PR動画を作り、審査員に強い印象を残せるでしょう。
他のVTuberと差がつく!自己PR動画のポイント
VTuberオーディションの競争は非常に激しく、他の応募者と差別化するためには自己PR動画のクオリティが重要です。
ここでは、自己PR動画を効果的に作成し、審査員に強い印象を残すための具体的なポイントを解説します。
自分の強みや個性をアピールする
自分には特技がないと感じている方も、必ずアピールできるポイントがあるはずです。
自分の強みを見つけるためには、まず自分の性格や趣味、情熱について整理してみましょう。特技がないと悩んでいる場合でも、自分の人柄や考え方を伝えることはできます。
それを具体的にどのように表現するか考え、自分にしかできない方法で伝えることが大切です。
まずは自分という人間について、紙に書き出してみることをおすすめします。きっと何かのヒントになるはずです。
具体的なエピソードやストーリーを盛り込む
自己PRでは、抽象的な表現よりも具体的なエピソードを含めることで説得力が増します。
たとえば「ゲームが得意です」と言うより「APEXでプレデターランクになったことがあります」といった実績を伝えた方が、審査員の記憶に残りやすいです。
また、ホロライブプロダクションに所属している獅白ぼたんさんは、オーディションで「私が楽しいと思うことをしたい」というプレゼンをしたと語っています。
出典:YouTube
一般的には「リスナーに楽しんでもらえる配信をしたい」と答えがちですが、自分が楽しみたいという話をしたことで「今までにいなかったタイプの人」と審査員に評価されたというケースもあります。
このように、ユニークなエピソードを加えることで、他の応募者との差別化が図れるでしょう。
実際に配信してみる
自己PR動画を作るだけでなく、実際に配信をしてみることもおすすめです。
配信経験を通じて、自分のスキルや魅力を再確認できるかもしれません。時には、自分が意識しなかった特徴が視聴者に好評で、新しい魅力に気づけることもあるでしょう。
配信実績があると、オーディションでの評価が高まり、審査員に「すでに配信で通用している」と印象づけることが可能です。
応募前に第三者に見てもらう
自己PR動画を提出する前に、友人や家族など第三者に見てもらうことも非常に有効です。
第三者の意見を取り入れることで、自分では気づかなかった改善点が見つかることがあります。
また、どの部分がとくに魅力的なのか、客観的な視点からアドバイスをもらえるため、動画の完成度がさらに向上するでしょう。
VTuberオーディションの自己PR動画編集にオススメのソフト
審査員に自分の魅力を最大限に伝えるためには、動画の編集が欠かせません。
ここでは、VTuberオーディション用の自己PR動画を編集する際におすすめのソフトを3つ紹介します。
Adobe Premiere Pro
プロ仕様の編集ソフトで、映画やテレビ番組の制作にも使われるほど高機能です。
直感的なインターフェースで動画を編集でき、色補正やオーディオ調整、特殊効果を追加する機能も充実しています。
VTuberとして活動するためにクオリティの高い動画を作りたい場合は、Premiere Proを使って自己PR動画を作成することがおすすめです。
ただし、月額3,280円かかることは留意してください。
DaVinci Resolve
無料で使用可能な高機能な動画編集ソフトとして有名です。とくに色補正やオーディオ編集に優れており、自己PR動画に独自の雰囲気を加えたい場合に最適でしょう。
DaVinci Resolveは、無料版でも十分に高品質な編集が可能で、基本的なカット編集から高度なエフェクトまで対応しています。
予算を抑えつつ、プロフェッショナルな仕上がりを目指す方におすすめです。
Wondershare Filmora
初心者向けの動画編集ソフトで、直感的な操作感が特徴です。
シンプルなUIで、複雑な操作なしにカット編集やテロップの追加ができるため、初心者でもすぐに使いこなせるでしょう。
VTuberの自己PR動画では、視聴者に分かりやすく情報を伝えるためにテロップが有効ですが、Filmoraはこの点において優れています。
また、豊富なテンプレートやエフェクトが用意されており、動画に動きや個性を持たせやすいのも魅力です。
なお、30日間の無料体験が終了したあと、月額1,999円の料金が発生します。有料ソフトのなかでも比較的安価なので、使いやすいでしょう。
VTuberオーディションの自己PR動画に関してよくある質問
VTuberオーディションの自己PR動画について、多くの応募者が抱える疑問や不安に、4つお答えします。
自己PR動画で志望動機を伝えるには、どのような内容がいい?
志望動機を伝える際は、まず自分の情熱や目標を具体的に述べることが重要です。
なぜその事務所を選んだのか、どのようなVTuber活動を行いたいのかを明確に説明しましょう。
特技がない場合、自己PR動画では何をすればいい?
特技がないと感じる方でも、自分の魅力を伝えることは可能です。自分の性格、趣味、情熱など、個性を表現できる要素はたくさんあります。
たとえば、真面目さや粘り強さ、他の人にはないユニークな趣味に焦点を当てて話すことで、自分らしさをアピールしましょう。
トーク力はアドリブが苦手でも、台本を作り込み配信段階で面白くできていれば問題ありません。1つの配信コンテンツとして仕上がるように自己PR動画も作りこんで臨みましょう。
Vtuberオーディションの自己PR動画は実写?それともアバターが必要?
基本的には実写での撮影が求められますが、アバターの使用が禁止されていなければ、個人で活動しているVTuberでアバターを活用しても構いません。
しかし、これは事務所によって異なるので、応募条件を確認しましょう。
自己PR動画は自分で制作しないとダメ?外注してもいいの?
外注は避け、自分で制作することを強くおすすめします。
オーディションでは編集スキルや映像制作への工夫も審査対象となる場合があり、外注した動画では自分の意図を説明できません。
また、自分で編集に挑戦することで、スキルアップにも繋がります。
まとめ:VTuberオーディションで差をつけるには自己PR動画が重要
今回、ご紹介した自己PR動画のポイントを押さえれば、VTuberオーディションでしっかりと自分をアピールでき、審査員からも高く評価されやすくなります。
自分の強みや個性を明確にし、それを具体的に伝えることで、他の応募者と差をつけられるでしょう。
オーディションに挑戦する際には、自己PR動画をしっかりと準備し、自分の魅力を最大限に引き出す動画を作成できるように、自分の性格やスキルを整理しておいてください。