- VTuberオーディションを受けたいけど、何を準備したらいいかわからない
- そもそもVTuberオーディションって何をするの?
- VTuberオーディションに受かるコツが知りたい
VTuberの人気が高まり続けている今、各事務所のオーディションの競争率も激しくなっています。個人でアバターを作って活動することも可能ですが、「事務所に所属して安定した環境で活躍したい」という方が多いのではないでしょうか。
事務所所属のVTuberになるためには、基本的にオーディションを受ける必要があります。そこで本記事では、VTuberオーディションに受かるコツを徹底解説。VTuberオーディションを受ける際の参考にしてください。
VTuberオーディションとは
VTuberオーディションとは、バーチャルYouTuber(VTuber)として活動する新しいタレントの発掘・選抜を目的とした審査の場です。
VTuberの人気の高まりとともに事務所も増えていますが、所属するためには競争率の高いオーディションに合格する必要があります。
VTuber事務所に所属するメリット・デメリット
そもそもVTuber事務所に所属すると、どんなメリット・デメリットがあるのか。簡単にご説明します。
VTuber事務所に所属するメリット
VTuber事務所に所属するメリットは次の通りです。
クオリティの高いアバターで活動できる
事務所に所属すれば所属タレントとしてクオリティの高い2Dまたは3Dアバターを用意してもらえます。個人で高品質なアバターを使って活動しようと思うと、多額の資金が必要です。
他にも、専用スタジオでモーションキャプチャーを使った3D配信を行ったり、大規模な3Dライブイベントを開催できたりするのも事務所所属のVTuberならではの特権です。
広報活動やプロモーションが充実している
事務所所属VTuberなら事務所のファンや先輩VTuberの影響によって注目度が高い状態でデビューできるので、個人よりもファンを獲得しやすいことが大きなメリットです。
また、企業案件の獲得やコラボ企画といった大型プロジェクトに参加する機会も掴みやすいでしょう。
手厚いサポートが受けられる
VTuber事務所に所属すると、スケジュール管理、トラブル対応、機材の貸し出し、動画編集の支援など、さまざまなサポートが受けられます。
それはVTuber事務所には配信者だけでなく、マネージャーや技術スタッフなどが所属しているからです。個人の場合はどれも自分一人で行う必要があるため、事務所所属VTuberならではのメリットと言えます。
VTuber事務所に所属するデメリット
続いて、VTuber事務所に所属するデメリットを紹介します。
自由度が低く収益の一部は事務所と分配
事務所に所属する場合、設定や活動内容は事務所の方針に従わなければなりません。しかし、個人で活動する場合はキャラクター設定や活動の方向性などを自分自身で決定できます。
また、収益は事務所と分配するため、成果を出さないと個人で活動するよりも収益が少なくなる可能性もあります。
移籍や独立する際、アバターを引き継げない
もし移籍や独立をすることになったら、これまでのアバターと獲得した登録者数を手放すことになります。契約内容にもよりますが、基本的にアバターやチャンネルの権利を持っているのは事務所側だからです。
以上がVTuber事務所に所属するメリット・デメリットです。やはりメリットの方が圧倒的に大きいため、VTuberオーディションの人気が高まっていると考えられます。
VTuberオーディションの審査の流れ
VTuberオーディションは、基本的に書類審査と数回の面接で実施されます。中には先輩と一緒にゲーム配信をしたり、歌唱テストや模擬配信テストを行ったりする事務所もありますので、事前に各事務所の募集要項をチェックしておきましょう。
詳しくは、以下の記事にて解説しています。
VTuberオーディションに受かるには?合格のコツ
VTuberオーディションに合格するためには、しっかりと準備をして自分の魅力を最大限にアピールすることが大切です。以下に意識するべきポイントをまとめました。
志望動機やなりたいVTuber像を作り込む
オーディションでは、「どんなVTuberになりたいか」という明確なビジョンと熱意を審査員に伝えることが大切です。まずは自分がVTuberになりたい理由、事務所に入ってどのような存在・ポジションになりたいか、自分なら視聴者にどのような体験を届けられるか、などをしっかりと考えましょう。
より詳細な志望動機の作り方は、以下の記事にて解説しています。
自己PR動画を作り込む
自己PR動画は、自分の魅力をアピールする最大の手段です。動画では、声や話し方、表現力、個性をしっかり見せることを心がけましょう。また、音質にこだわり、視覚的なインパクトを与える動画にするとより効果的です。
審査員に「この人は他と違う」と思ってもらえるような動画を制作することが、オーディションで成功する鍵となります。
より具体的な自己PR動画の作り方は、以下の記事をご覧ください。
配信経験を積む
オーディションへの応募条件として配信経験が必須になっている場合があります。もちろん未経験OKのオーディションもありますが、やはり配信経験がある方が有利です。
今は誰でも気軽に配信できる環境があるため、まずは配信経験を積んでおくことをおすすめします。配信スキルだけでなく視聴者とのコミュニケーション能力が磨かれるので、即戦力としてアピールできるでしょう。
発声や滑舌のトレーニングをする
アバターに命を吹き込むVTuberは「声が命」です。しかし、どれだけ声が魅力的でも、「声が聞き取りにくい」「何を話しているかわからない」となれば、配信の楽しさは激減します。
視聴者とのコミュニケーションをスムーズに進めるためにも、クリアな声で話すことが大切です。日々、発声練習や滑舌のトレーニングを行い、VTuberとしての適性を上げておくとよいでしょう。
発声や滑舌に関しては、プロの指導を受けることも効果的です。
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記入漏れや誤字脱字などのミスをなくす
応募書類や動画説明文などで誤字・脱字、記入漏れといったミスがあると審査員の印象が悪くなります。
書類に限らず、「自己PR動画内で別の事務所の名前を呼んでいた」なんて事態もありますので、些細なミスでチャンスを失わないように提出物は事前にしっかり確認しましょう。提出前に第三者に確認してもらうのも有効です。
自分の個性や配信スタイルに合うVTuber事務所を選ぶ
VTuber事務所はそれぞれ特色やファン層が異なるため、自分の個性やスタイルに合った事務所を選ぶことが重要です。例えば、企画動画が豊富な事務所、ゲーム配信に力を入れている事務所、音楽活動が充実している事務所など、実にさまざまです。
自分の目指す活動内容と合致するかどうか、しっかり見極めてから応募に進んでください。
VTuberレッスン詐欺に注意する
近年、「新設VTuber事務所のオーディション」などと謳い、高額なレッスン料を請求する詐欺が増えています。
実際にオーディションを行ったあとで、「レッスン料を払わなければ結果を教えない」「この事務所は絶対に成功するから入所すべき」などと言い、参加者に高額なお金を請求するものです。
主催の事務所が信頼できるものかきちんと調べることで被害を防げますので、参加を考えている場合は注意してください。
VTuberオーディションに受かった人・落ちた人の特徴
現在活躍中のVTuberの中には、オーディションのエピソードや受かったと思うポイントを教えてくれる方がいます。いくつかの例をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
VTuberオーディションに受かった人の特徴
Vチューバーオーディションに受かる秘訣を伝える虎姫コトカさん【にじさんじ/切り抜き】
大手事務所・にじさんじの虎姫コトカさんはオーディションについて、「自己PRは最初の3秒で印象が決まる」「ナンバーワンじゃなくていいからオンリーワンになってほしい」「他の人との差別化が大切」と話しています。
これは他のVTuberも同様に話していることです。VTuberオーディションは何千人という応募者の中から選考を進めるため、早い段階で審査員の心を掴む必要があります。
落ち続けたホロライブオーディションで”あるモノマネ”をしたら合格した青くん【火威青 ReGLOSS ホロライブ 切り抜き】#Shorts – YouTube
大手事務所・ホロライブの火威青さんは「何度もオーディションに落ちた」「頑張ってかわいい声を作っていた」と話しています。しかし、「一芸が必要だと思い、かわいい声をやめてモノマネを披露したら受かった」とのこと。
審査員の目も肥えているので、小手先のテクニックは通用しません。火威青さんの場合、モノマネのインパクトが強かったことも理由かもしれませんが、やはりありのままの自分の魅力を最大限にアピールしたことが合格の理由だと考えられます。
VTuberオーディションに落ちた人の特徴
【5つの理由】Vtuber事務所オーディションに落ちやすい人の特徴を解説!!【VTuberクエスト】
こちらの動画では、いろいろな事務所の方の話を参考に「オーディションに落ちやすい人の特徴」をまとめています。
- 自分が所属することで企業にどのようなメリットがあるか提示できていない
- 具体的な夢や目標がない
- 報連相や時間厳守など社会人の常識がない
- トーク力がない
- やる気・熱意が感じられない
これらが当てはまる人は落ちやすいとのこと。
もし、オーディションに落ちてしまった場合、次のオーディションを探すか個人で活動するかという選択肢が生まれます。個人で活動したい方は、以下の記事をぜひ参考にしてください。
VTuberオーディションの合格のコツに関してよくある質問
ここでは、オーディションを受ける際によく生まれる疑問にお答えします。
特技がなければ、VTuberオーディションには受からない?
必須ではありませんが、やはり特技やスキルがあるほうが有利と言えます。例えば、歌唱力、ゲームスキル、動画編集スキル、声優経験があると即戦力として有利です。
しかし、まったくの未経験でも応募可能なオーディションは存在します。「自分は何ができるのか」という自己分析をしっかりと行い、VTuberになりたいという熱意を持って挑めば道が開けるでしょう。
未経験でも受かりやすいVTuber事務所はある?
未経験者を対象にオーディションを開催しているVTuber事務所も存在します。例えば、研修生として未経験者向けの募集を行ったり、コミュニケーション能力と協調性を重視したりする事務所も少なくありません。
大手事務所のオーディションでも、応募条件に配信経験が含まれていないことがあります。まずはいろいろなオーディションの情報を集め、今の自分に合った事務所を探してみましょう。
VTuberオーディションの倍率は?
倍率は事務所やオーディションの規模によって大きく異なります。中でも有名な事務所は非常に狭き門で、 大手事務所・ホロライブの倍率は1,500倍と言われています。
中堅事務所でも500倍以上に上り、小規模事務所や特定分野のオーディションでも倍率は決して低くありません。書類の段階から他の人との差別化を図り、自分の強みをアピールすることが合格の秘訣と言えます。
男性と女性、どちらがVTtuberオーディションに受かりやすい?
VTuber業界では女性VTuberが圧倒的に多く、さらに視聴者は男性が多い傾向です。そのため、男性ファンを獲得しやすい女性の方がVTuberオーディションに受かりやすいと考えられます。
もちろん、男性VTuberが大きく成功している例も少なくありません。また、ジェンダーレスなVTuberが人気を集めている事例もあるため、性別に関わらず自分の魅力や個性をしっかりとアピールすればチャンスを掴めるでしょう。
まとめ:VTuberオーディションに受かるには準備が大切
VTuberオーディションでは自分の個性や強みを洗い出し、経験やトレーニングを積んで準備することが成功の鍵です。
どのオーディションも激しい競争が予想されますが、「VTuberになりたい!」という強い熱意をお持ちの方は、ぜひチャレンジしてください。