- 募集中のVTuberオーディションが知りたい
- VTuberオーディションの選考方法が知りたい
- VTuberオーディションの受験対策は何をしたらいいの?
現在、VTuberオーディションが盛んに行われており、多くの方がVTuberデビューのチャンスを狙っています。
どんなオーディションが募集中なのか、どのような選考方法が採用されているのか、あらかじめ知っておくとVTuberデビューに向けてスムーズに行動できます。
また、オーディションは全員が合格できるわけではありません。とくに競争率の高いオーディションに挑む場合には、しっかりとした受験対策が必要です。
そこで本記事では、現在募集中のVTuberオーディション情報や選考の流れ、そして合格に向けた効果的な対策についてご紹介します。
2024年最新!VTuberオーディション情報
現在開催中のVTuberオーディションについて、最新情報を知りたい方はこちらをご覧ください。
VTuberオーディションとは
VTuberオーディションとは、事務所に所属するVTuber、いわゆる「中の人」を探すために開催しているオーディションです。
事務所所属で活動するには、基本的にはオーディションに合格しなければなりません。
オーディションの内容は事務所ごとに異なりますが、一般的には書類選考から始まり、面接が行われることが多いです。
有名になりたい方や、VTuberとしての明確な目標を持っている方にとっては、プロのサポートを受けながら活動を進めることができるため、成功への近道となるでしょう。
VTuberオーディションの応募資格
VTuberオーディションに応募するためにはどのような条件を満たしていれば良いのかについて見ていきましょう。
VTuberオーディションに年齢制限はある?中学生・高校生も応募できる?
年齢制限に関して、未成年の場合は保護者の承諾が必要となることが多いです。
そのため、中学生や高校生がオーディションに応募する際には保護者の許可をもらいましょう。
VTuberオーディションは男性でも応募可能?
出典:ぶいすぽっ!
男性の応募も事務所によっては可能です。
「ぶいすぽっ!」のように女性限定の募集が多い一方で、「HOLOSTARS(ホロスターズ)」のように男性VTuberグループもあります。
男性でも応募できるのかどうかは各事務所のオーディション条件を確認しましょう。
VTuberオーディションには未経験でも応募できる?
オーディション条件に「配信経験者のみ」などといった記載がなければ、未経験者でも応募することができます。
また、事務所に所属する場合は、サポートや指導を受けることができるので未経験でも問題ないことが多いです。
一方で、歓迎条件に「配信経験」の記載があるオーディションも多いため、何かしらの配信経験があると有利になることはあります。
VTuberにはどのような人が求められている?
VTuberとして求められるスキルには、以下のものがあります。
- トークスキル
- ゲームスキル
- 歌スキル
- 動画編集スキル
このような「リスナーを楽しませるスキル」が重要視されていることがわかりますね。
自分がVTuberとして活動する際、どのようにしてリスナーを楽しませるかを考えておくと活動方針や目標を決める助けになるでしょう。
地方や海外に住んでいても応募できる?
地方や海外在住の方でも、インターネット環境が整っていれば応募は可能であり、世界中どこからでもVTuberになることができます。
たとえば、「VShojo」のようにアメリカを拠点としているVTuber事務所もあります。
出典:VShojo
そのため、地方や海外に住んでいるからといってVTuberになる夢を諦める必要はありません。
しかし、オーディション時には事務所まで出向く必要があることが多いので、この点だけは注意が必要です。
VTuberオーディションの選考フロー・審査の流れ
VTuberオーディションに合格するためには、各事務所が定める選考フローを理解し、準備をすることが大切です。
一般的な審査の流れを見ていきましょう。
書類選考
最初に行われるのが書類選考です。自身のプロフィールや自己PR、過去の配信経験などを記載した書類を提出します。
ここで事務所側は、応募者の基本情報や熱意、どれだけVTuber活動に真剣に取り組む意欲があるかを判断しています。
電話・オンライン面談
次に進むのが電話やオンライン面談です。ここでは、応募者の声質や話し方、コミュニケーション能力が審査されます。
面談を通じて、事務所は応募者の人柄やVTuberとしてのポテンシャルを見極めていることが多いです。
配信審査(動画審査・模擬配信)
配信審査は動画審査や模擬配信が含まれる場合が多く、応募者が実際に配信者としての能力をどの程度持っているかが評価されます。
そのため、自分の特技や得意なコンテンツを生かして、リスナーを楽しませるスキルを示す必要があるでしょう。
審査員はここで、応募者のトーク力や表現力、ライブ配信の適応力を確認します。
最終面接
最後に行われるのが最終面接です。この面接では、応募者のビジョンや将来の目標について深く掘り下げる質問がされることが多いです。
ここで、事務所は最終的にVTuberとしての適性を判断し、採用の可否を決定します。
実際のオーディションの流れを見てみよう
ここまで一般的なオーディションの流れを見てきましたが、実際に「にじさんじ」が行っているオーディションの流れを見てみましょう。
にじさんじの運営会社であるANYCOLOR株式会社が主催するVTuberオーディションでは、以下のような流れで選考を行っています。
- 書類審査
- 通話面談
- 適性検査
- 最終選考
各項目について、詳しい選考内容や審査基準について公表はしていません。ですが、自分の個性をアピールすることや熱意を伝えられるように準備をしておくことをおすすめします。
オーディションの歓迎要件・VTuberに向いている人は?
実際のVTuberオーディションの歓迎要件を参考に、どんな人が向いているかを見ていきましょう。
ホロライブでは多くの歓迎条件を提示しています。
- 配信活動者としての大きな実績、経験者
- 日本語がネイティブレベルで英語/その他言語がビジネスレベルで活用出来るマルチリンガルな方
- 歌手、声優/俳優、ダンサー/パフォーマー、バンド/ミュージシャン、お笑い芸人/コメディアン…等々。エンターテイナーとしての活動経験、ライブ経験のある方
- タレント活動に活かせる個性的な特技のある方
出典:ホロライブ
このように、何かしらのスキルや個性があるとオーディションで有利に働くことがわかります。
以下では、よくある歓迎条件やVTuberに向いている人について見ていきましょう。
YouTubeやTikTokなどで配信経験がある
VTuberはリスナーとの交流がメインであるため、ライブ配信中にコメントを拾ったり、リスナーに質問を投げかけたりすることで、配信がより盛り上がります。
このような交流がすでに得意な人は、そのスキルを活かして成功する可能性が高まるでしょう。そのため、YouTubeやTikTokで配信経験があることは有利に働くでしょう。
歌い手・演劇・お笑いなどエンターテイメント活動をしたことがある
歌い手、演劇、お笑いなどのエンターテイメント活動をしたことがある人もVTuberに向いています。
エンターテイナーとして人を楽しませる能力があることは、VTuberにとって大きな武器です。そのため、エンターテイメントの経験が豊富な人は、VTuberとしての成功に一歩近づいていると言えます。
声がかわいい・イケボ・ロリボなど声に特徴がある
声に特徴があることも、VTuberとして注目される要素のひとつです。
かわいい声やイケボ、ロリボイスなど、リスナーの記憶に残る声や喋り方に特徴があることは、大きな魅力となります。
数多くのVTuberが活動している中で「このVTuberの声が好き!」と思ってもらえることは、ファンを獲得するための強力な武器になるでしょう。
動画制作・画像制作スキルがある
VTuberは歌ってみた動画やバラエティに富んだ動画を通じて活動することも多いので、魅力的な動画を作成できるスキルは非常に有利です。
自分で動画を企画編集し、リスナーが楽しめる内容に仕上げることができれば、それが直接的な収益につながることもあります。
リスナーの興味を引くような編集や企画力を持っている人は、VTuberとしての活動を通じて継続的なファンを獲得する可能性が高まるでしょう。
日本語以外に英語や中国語など多言語対応ができる
VTuberの人気は日本国内にとどまらず、海外にも広がっています。
そのため、多言語対応ができるVTuberは、より多くのファンを引きつけることができ、多くのリスナーにアプローチするチャンスを得られるでしょう。
世界中のリスナーとつながることで、VTuberとしての活動の幅が広がり、新しい市場での成功も期待できます。
VTuberオーディションに受かるための対策・ポイント
VTuberオーディションに受かるための対策やポイントについて見ていきましょう。
応募要件・受験資格を確認しよう
応募要件や受験資格については、事務所によって異なる部分が多いです。以下で2つの事務所の要項を見ていきます。
まずは「ななしいんく」から紹介します。
出典:ななしいんく
「ななしいんく」の要項は以下の3つです。(原文ママ)
- 18歳以上の女性
- 国籍不問(日本語でコミュニケーションが取れる方)
- 継続的な配信活動が可能な方(週5日以上)
次に「Re:AcT」について見ていきます。
出典:Re:AcT
「Re:AcT」の要項は以下の8つです。(原文ママ)
- 週4回以上配信が可能な方
- 1年以上継続的に配信が可能な方
- デビュー後、VTuberとしての活動にご本人の事業として意欲的に努力できる方
- 安定した配信環境が整っている方
- 歌、ダンス、ゲーム、配信等での活動実績をお持ちの方
- その他、スキルをお持ちの方(イラストなど)
- 責任感を持ち、かつ活動を楽しめる方
- 特定のプロダクション又はレコード会社等と拘束力のある契約を締結されていない方
ななしいんくの募集要項が3つだったのに対し、Re:AcTでは8つの要項があります。
このことから、VTuberオーディションの募集要項は事務所によって大きく異なることがわかります。そのため、事前に募集要項や条件をしっかり確認してからオーディションに臨むことが重要です。
もし、希望する事務所の条件に合わない場合は、他の事務所を検討しましょう。
志望動機を作ろう
まず重要なのは、なぜVTuberになりたいのか理由を明確にすることです。志望動機は審査員にとって、応募者の情熱や意欲を測る重要なポイントです。
「好きなことを表現したい」「リスナーと楽しい時間を共有したい」など、具体的な理由や目標を持ち、それをしっかり伝えられるようにしましょう。
自身のバックグラウンドや経験を交え、説得力のある志望動機を考えることが大切です。
自己PR動画を用意しよう
次に、自分の個性や特技がしっかり伝わる自己PR動画を用意しましょう。この動画は、あなたの魅力を直接伝える最初のチャンスです。
歌が得意であれば、歌ってみた動画を、ゲームが好きならゲームプレイ動画を作成するなど、自身の強みを最大限にアピールできる内容にしましょう。
また、映像の質や編集の工夫も評価の一部になるため、視覚的にも魅力的な動画作成を心がけてくださいね。
先輩VTuberのオーディション対策動画も参考にしよう
VTuberオーディション対策の一環として、先輩VTuberがオーディション時のことを話している動画を参考にするのも効果的です。
YouTubeで「VTuber オーディション 対策」と検索すると、実際にオーディションを経験したVTuberたちが、その時の心構えや準備について語っている動画が多数見つかります。
出典:YouTube
動画の中では「この事務所でしかできないこと」をアピールすることや「具体的なゲームスキルを伝えること」が有効だというアドバイスなどが紹介されていました。
このような先輩たちの経験談を聞くことで、オーディションに対する具体的なイメージが湧き、自分に不足している準備やスキルを把握することができます。
VTuberオーディションに関するよくある質問
最後にVTuberオーディションに関するよくある質問について、お答えしていきます。
VTuberオーディションには何度も再受験できる?
VTuberオーディションは基本的に何度でも再受験が可能です。
ホロライブ所属の角巻わためさんは、オーディションに3回応募してやっと合格した経験があることを配信で明かしています。
このように、一度落選しても諦めずに挑戦し続けることが、夢を掴むチャンスにつながるでしょう。
VTuberオーディションは未成年でも応募できる?
未成年でもVTuberオーディションに応募することは可能です。
しかし、多くの場合、保護者の承諾が求められます。したがって、応募を考えている未成年の方は、事前に保護者の方としっかり相談し、同意を得るようにしてくださいね。
選考過程のオンライン面談・面接は実写とアニメーションどっち?
選考過程のオンライン面談や面接は、実写・対面で行われます。その理由はシンプルです。
まだ合格していない段階では、VTuberとしてのガワ(2Dや3Dのモデル)は提供されていないためです。したがって、応募者は実写で面談や面接に参加することになります。
オーディションに落ちたらVTuberにはなれないの?
オーディションに落ちた場合でも、VTuberになることは可能です。オーディションを通じてVTuberデビューを目指す方法だけが唯一の道ではありません。
まず、事務所に所属していない個人勢として活動する方法があります。VTuberとしてのガワをイラストレーターやモデレーターに依頼し、自由に活動できることが魅力です。
具体的なVTuberになる方法や、個人勢についての詳細は、こちらの記事を参考にしてください。
また、何回も同じ事務所のオーディションに挑戦することや、他の事務所のオーディションに変更してみることも選択肢のひとつでしょう。
他の事務所のオーディションと並行して受験できる?
他の事務所のオーディションと並行して受験することは可能です。しかし、あまりおすすめはしません。
並行して受験すると、それぞれのオーディションに集中できなくなる可能性があります。また、もし複数のオーディションに合格してしまった場合、どちらかを辞退しなければならない状況が発生するかもしれません。
そういったリスクを避けるためにも、基本的にはひとつのオーディションに集中して取り組むことをおすすめします。
YouTuberやTikTokerなどで配信活動をしていても受験できる?
YouTuberやTikTokerなどで配信活動をしていても、オーディションに受験することは可能です。むしろ、これらの経験は有利に働くでしょう。
上記でもお伝えしましたが、配信経験があることは、リスナーとのコミュニケーションスキルをすでに持っている証拠となり、多くの事務所が歓迎する条件となっています。
配信に必要な機材がなくても応募できる?
配信に必要な機材がなくても、オーディションに応募することは可能です。事務所によっては、合格後に配信に必要な機材を貸し出してくれるところもあります。
ただし、機材の貸し出しがあるかどうかは事務所によって異なるため、オーディション応募前に機材に関する質問をしておくと安心です。
まとめ:自分に合った事務所のオーディションにチャレンジしてみよう!
ここまで、VTuberオーディションに関するさまざまな情報をお伝えしました。多くの事務所がオーディションを実施しており、年齢や経験を問わず応募可能なものもたくさんあります。
未経験の方でも挑戦のチャンスは十分にありますので、興味がある方はぜひ自分に合ったオーディションを見つけてチャレンジしてみましょう。
オーディションに合格するためには、しっかりと準備をすることが大切です。受験対策をしっかりと行い、自分の強みをアピールできるようにしてくださいね。