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VTuberデビュー前に知っておきたいVTuber用語まとめ

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VTuber(バーチャルYouTuber)の世界に飛び込もうとする皆さん、ようこそ!

VTuber界隈には独特の文化や専門用語がたくさんあります。最初はチャット欄に流れる「てぇてぇ」や「ついえら」などの言葉に「何それ?」と戸惑うかもしれません。

ですが、大丈夫。
この記事ではVTuber用語の中でも初心者が押さえておきたい基本用語を、由来や使われ方も含めてカジュアルに解説します。

知っておけば配信を見るのも自分で活動を始めるのももっと楽しくなるはずですよ。それでは五十音順に見ていきましょう!

あ行

赤スパ

「赤スパ」とは「赤色のスーパーチャット」の略です。スーパーチャット(後述する「スパチャ」)はYouTubeのライブ配信で視聴者が送れる支援メッセージですが、特に1万円以上の高額で送られ、チャット欄に赤色で表示されるものを指してこう呼びます​。

赤く目立つ表示になることで配信者や他の視聴者の注目度もアップします。VTuberの配信では「○○さん、赤スパありがとう!」とお礼を言う場面もしばしば見られます。

金額に応じてメッセージが固定表示される時間や文字数も長くなるため、ファンが特別な思いを込めて送ることが多いスパチャです。

絵師

「絵師」とはイラストレーター、つまりイラストを描く人のことです。

VTuber界隈では特に、自分のキャラクターデザインや立ち絵を担当してくれたイラストレーターさんを指して「〇〇先生」や「ママ」「パパ」と呼ぶこともありますが、一般にはこの絵師という俗称が使われます。

VTuberになりたい人は、自分の理想のビジュアルを形にしてくれる絵師さん探しもデビュー準備の大切なステップになります。

推し

「推し」とは応援しているお気に入りの存在を指す言葉です。本来はアイドルファン用語ですが、VTuberファンにも広く浸透しています。

たとえば「私の推しは〇〇(名前)です」のように使い、自分が特に推しているVTuberを表現します。配信を視聴したりグッズを買ったりと、そのVTuberを全力で推奨(サポート)しているという意味合いですね。VTuber界隈では「最推し」(一番推しているVTuber)や「箱推し」(グループ全員を推す)などの派生表現もありますが、まずはお気に入りのVTuber=推しという理解でOKです。

推しがいるとVTuberライフは一段と楽しくなりますよ。

推しマーク

「推しマーク」とは、自分の推しを象徴する絵文字のことです。VTuberはそれぞれファンに覚えてもらいやすいよう、自分固有の絵文字(または組み合わせ)を設定していることが多いです​。

例えば猫をモチーフにしたVTuberなら「🐱🎀」のように、配信者ごとに特色ある絵文字が決まっています。ファンはその推しマークをTwitterのユーザー名の横につけたりプロフィールに書いたりして、「私はこのVTuberを推しています!」とアピールします​。

別名「ファンマーク」「推しマ」などとも呼ばれます。VTuberデビューする際は、自分らしい推しマークを考えてみるのも一興ですね。

か行

キービジュアル(KV)

「キービジュアル(KV)」とは、そのVTuberキャラクターの世界観やイメージを象徴するメインビジュアルイラストのことです。いわば宣伝用のポスターのようなもので、背景や演出が加えられた凝ったイラストであることが多いです。一方で立ち絵(後述)は背景なしで全身をシンプルに描いた基本イラストを指します​。

キービジュアルは配信開始の告知画像や公式サイトのトップに使われるなど、見る人の印象に残りやすいようデザインされています。VTuber志望の方も、デビューする際にはまず自分の魅力を伝えるキービジュアルを用意すると良いでしょう。

さ行

スパチャ

「スパチャ」とはスーパーチャットの略称で、YouTubeにおける投げ銭(課金コメント)機能のことです。ライブ配信中、視聴者がお金を支払ってチャット欄に目立つ色付きメッセージを送信できる仕組みで、金額に応じて表示される色や固定される時間が変わります​。

例えば数百円なら青や緑、数千円でオレンジ、そして一万円以上送ると赤いスパチャ(=前述の赤スパ)になります。VTuberにとってスパチャは収益源の一つであり、ファンから「楽しい配信をありがとう!」と気持ちを込めて送られるものです。配信中に「〇〇さん、ナイスパ!(ナイススパチャの略)」とお礼を述べるシーンもよく見られます。

前世

「前世」とは直訳すると「前の人生」ですが、VTuber界隈ではそのVTuberがデビュー以前に活動していた姿や別名義を指します。いわゆる「中の人」の過去の経歴とも言えますね。

例えば、あるVTuberがデビュー前に別のVTuberや配信者として活動していた場合、その過去のキャラクターやアカウントが前世と呼ばれます。にじさんじなどでは配信経験者がオーディションに受かってデビューするケースも多いため、「〇〇の前世は△△さんらしい」などとファンが噂することがあります​。

ただし前世の話題はデリケートで、VTuber本人が明かしていない場合は公然と話題に出すのを控えるのがマナーです。これからVTuberになる方も、自身の前活動について触れるかどうかは慎重に判断すると良いでしょう。

た行

畳配信

「畳配信」とは、本来映すべきゲーム画面を映さずに配信してしまう放送事故のことです​。

由来はVTuber天開司さんのエピソードで、ゲーム「Project Winter」の配信中にパスワード隠しのため一時的に畳の画像を表示したまま、うっかりゲーム本編を始めてしまった事件があります​。

視聴者はずっと畳背景しか見えない状態でしたが、当人は人狼ゲーム中でネタバレ防止のためコメントを見ておらず、指摘に気付けなかったのです​。

これ以降、「画面が畳(何も映っていない状態)のまま配信を続けてしまうこと」を畳配信と呼ぶようになりました。ゲーム実況者にとっては笑い話であり教訓でもある用語ですね。

凸待ち(とつまち)

「凸待ち」の「凸(とつ)」は突撃を意味し、転じて誰かが通話や配信に突撃してくるのを待つ企画配信を指します​。

VTuberが「今日は〇〇人記念で凸待ち配信します!」と言えば、「リスナーや他のVTuberが配信に電話参加してくるのを待っていますよ」の意味です。

実際にはDiscordなど通話アプリを使い、飛び入り参加を受け付けます。誕生日配信や○周年記念配信で先輩後輩VTuberがサプライズで駆けつけたり、深夜にリスナーの悩み相談を受け付けたりと内容は様々です。

「逆凸(ぎゃくとつ)」という、誰も待っていない他人の配信にこちらから突撃するパターンもありますが、基本的には凸待ちはホスト側がゲストを待つ配信企画を指す言葉です。

伝書鳩

「伝書鳩」とは、本来は手紙を運ぶハトのことですが、配信界隈ではある配信者の発言や情報を別の配信者の配信に伝えてしまう人(またはその行為)を指します​。

例えばAさんの配信での発言を、その場にいないBさんの配信コメント欄に「今Aさんがこう言ってたよ」と書き込むようなケースです。他にも、コラボ中の別視点配信で「○○が人狼だってバレてるよ!」とネタバレを送ってしまうのも伝書鳩行為に当たります​。

これは配信者同士のトラブルやネタバレ事故につながるため非常にマナー違反とされています。多くのVTuberが配信概要欄に「伝書鳩行為は禁止」と明記しているほどで​、リスナーとしてもVTuber志望者としても覚えておきたいNG行為です。

てぇてぇ

「てぇてぇ」とは、元の言葉「尊い(とうとい)」が崩れて生まれたネットスラングで、「尊い…!」つまり尊くて尊くて言葉にならない尊さを表現する感嘆詞です​。

VTuberファンの間では特に心が浄化されるような尊い光景に出会ったとき、「はぁ…てぇてぇ…」とコメントしたりします。「尊すぎてしんどい」「エモすぎる」といったニュアンスですね。例えば仲良しVTuber二人組が配信で仲睦まじく絡んでいると、コメント欄に「〇〇と××、てぇてぇ…」とファンが幸せそうに呟いたりします​。

VTuber同士の友情や尊みの感じられる瞬間に思わず出てくる愛あるスラング、それがてぇてぇです。

ついえら

「ついえら」とは「ツイートできてえらい」の略で、「ちゃんと告知ツイートして偉いね!」という意味の褒め言葉です​。

多くのVTuberは配信開始前に「○時から配信始めます!」とTwitterで告知しますが、中には告知を忘れたり寝坊してしまう人も…。そんな中、無事に開始ツイートが投稿されると待機中のファンが安心して「ついえら!」とリプライしたりコメントしたりするのが定番になっています​。

いわば愛のあるイジり表現で、「ちゃんと生存報告して偉いぞ!」というニュアンスです。VTuberデビューする人も、ファンから「ついえら!」と言ってもらえるように配信前の告知は忘れずにしてみてくださいね。

動画師

「動画師」とは動画を作る人、つまり編集者や映像クリエイターの俗称です​。

VTuber界隈では、歌ってみた動画の映像制作を担当する人や配信の切り抜き動画を編集する人を指して「動画師さん」と呼ぶことがあります。自分で動画編集できないVTuberがプロに依頼するときなどに使う表現ですね。「師」という字からわかる通りネットスラングで、他にも絵師(絵描き)、MIX師(音声ミキサー担当)など同様の言い方があります​。

デビュー後に歌動画を投稿したい場合は、自分で編集に挑戦するか、信頼できる動画師さんにお願いすることになるでしょう。

同接

「同接」とは同時接続数の略で、ライブ配信をリアルタイムで視聴している人の数(同時視聴者数)を指します。「今この配信に同接500人いる」なら、まさにその瞬間に500人が同時に見ているという意味です。

配信者にとって同接は人気や集客力を示す一つの指標で、「今日の配信、同接〇〇人も来てくれた!」といった具合に話題に上がります。VTuber界隈では記念配信で同接の過去最高記録を更新したり、大型新人がデビュー直後に数万人の同接を叩き出して注目されたりと、何かと重要視される数値です。

ちなみにアーカイブ終了後に表示される再生回数(延べ視聴者数)とは異なるので、この言葉を見たらリアルタイムの盛り上がり度合いを示していると理解しましょう。

立ち絵

「立ち絵」とはキャラクターの全身イラストのことです。背景がなくシンプルなポーズで描かれたものが一般的で​、VTuberの場合、自分の姿を示す基本的な画像として使われます。

例えばコラボ配信で自分のLive2Dモデルを動かせないとき、代わりに立ち絵を画面に表示して参加したり、配信サムネイルに立ち絵を切り抜いて配置したりします。キービジュアル(先述)は凝った構図の一枚絵でしたが、立ち絵はよりシンプルでキャラクターのデザイン全体が分かりやすいのが特徴です。​

VTuberになるなら、この基本となる立ち絵イラストをまず準備しておくと、何かと活用できて便利ですよ。

転生

「転生」とは生まれ変わり(再デビュー)を意味します。VTuber界隈では、一度活動を終了したVTuberが新たな別キャラクターとして再びデビューすることを「○○が転生した」と表現します。

いわゆる中の人が同じで見た目や名前を変えて再スタートするケースです。前述の前世とセットで語られることも多く、「△△(新人VTuber)は□□の前世を持つ転生VTuberでは?」とファンが噂することもあります。さまざまな事情で旧キャラを卒業した後、心機一転またVTuberを始める人もいるので、業界では珍しくありません。

これからVTuberになる方も、もし別名義で活動していた経験があれば「転生組」として話題になるかもしれませんね。

は行

バ美肉(ばびにく)

「バ美肉」とは「バーチャル美少女受肉」の略で、性別を問わず中身が男性でも美少女アバターでVTuber活動をすることを指します​。

特に「バ美肉おじさん」という言い方が有名で、中身はおじさんだけど見た目は可愛い二次元美少女というスタイルのVTuberを指します。自分の理想の美少女キャラになりきって活動する楽しさから、近年こうしたVTuberも増えています。

声も女性っぽくボイスチェンジャーで加工したり、そのギャップをネタにしたりスタイルは様々です。「受肉」とは魂が肉体を得るという意味合いの言葉で、まさにリアルの容姿にとらわれず理想の美少女キャラに“転生”する感覚ですね。

VTuberなら性別や年齢を超えて好きな姿になれる――その極致がバ美肉文化と言えるでしょう。

表情差分

「表情差分」とは、一枚の立ち絵やモデルに対して用意されたさまざまな表情のバリエーションのことです。​

例えば笑顔・怒り顔・泣き顔・驚き顔といった具合に、目や口のパターンを変えた複数のイラストを用意しておくと、配信中に豊かな感情表現ができます​。

Live2Dモデルの場合も、目をキラキラにしたりジト目にしたりといった差分をボタン一つで切り替えられる機能があるVTuberが多いです。一般に5~6種類ほどの表情差分があると喜怒哀楽をだいたいカバーできると言われています​。

デビュー前にイラストを依頼する際は、ぜひ色んな表情差分もリクエストしてみましょう。配信でのリアクションがより生き生きと伝わるようになりますよ。

ま行

ミュート芸

「ミュート芸」とは、配信中のマイクのミュートにまつわるハプニングやネタの総称です。​

典型的なのは、ミュートにしていることを忘れて一人で喋り続けてしまい視聴者には無音…というパターンや、逆にミュートにすべき場面でミュートし忘れて声や音を垂れ流してしまうケースです​。

後者はゲーム大会の作戦会議が配信に乗ってしまった!なんて事故もありえますが、前者の「延々と独り言を喋ってて実は配信に声が載ってなかった」という状況はもはやお約束のミュート芸として笑いを誘います。

また、にじさんじ所属の叶さんのように、コラボ中一時的に相手をミュートにして自分のリスナーと内緒話をする、といった意図的なミュート芸を披露するVTuberもいます​。

いずれにせよ配信者なら一度はやらかすと言われるミスですが、上手く転べば美味しいネタになるかもしれません。

MIX師

「MIX師」(ミックスし)とは、歌ってみた動画などで音源のミキシング作業を担当する人のことです​。

ボーカル音源と伴奏をバランスよく調整しエフェクトをかけて、一つの曲として高音質に仕上げる「MIX」を行うエンジニアさんですね。VTuberは歌動画を投稿することも多く、その際にMIX師さんに依頼してクオリティを高めてもらうのが一般的です。

自前でミキシングできる人以外は、歌ってみたの概要欄に「Mix: ○○(名前)」とクレジットしているはずです。先述の絵師や動画師と同様、「○○師」という呼び名はネット発の俗称なので​、公式な場では「エンジニア」や「ミキサー担当」と紹介されることもあります。VTuberデビュー後、「歌ってみた」に挑戦したい方は信頼できるMIX師さんを探してみると良いでしょう。

まとめ

VTuber界隈で頻出する用語を一通り解説しました。最初は知らない言葉ばかりで戸惑うかもしれませんが、意味がわかれば配信のチャット欄を見るのもぐっと面白くなるはずです。

新人VTuberとして活動を始める際も、今回紹介した用語を知っていれば先輩VTuberやファンとのコミュニケーションがスムーズになるでしょう。

ぜひVTuber用語をマスターして、楽しいVTuberライフを送ってください。あなたのデビューやオーディション挑戦を応援しています!

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