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2024-12-26 Thu (東京)
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Live2Dモデルの作り方|VTuber初心者でも無料で笑顔や表情差分が作れる!

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  • Live2Dモデルを作りたいけど、作り方が分からない。
  • Live2Dって何ができるの?
  • 初心者でもLive2Dって作れる?

今では、ほとんどのVtuberがLive2Dを利用して活動しています。Live2Dはイラストのタッチを損なわず、滑らかな動きと豊かな表情を再現できることが大きな魅力です。

しかし、自分で作るとなるとハードルが高いと思う人も多いのでは。

そこで、今回は初心者向けにLive2Dモデルの作り方を詳しく解説します。この記事を読めば自分好みのモデルを作ってVtuberデビューすることが可能です。ぜひ理想のモデルを手に入れましょう。

Live2D(Live2D Cubism)とは

Live2Dの例

引用元:Live2D Cubism

Live2Dとは、株式会社Live2Dが開発したアニメーションツールです。原画のタッチはそのままに、キャラクターを立体的に動かすことができます。

そのLive2Dを制作するソフトウェアが、「Live2D Cubism Editor」と「Live2D Cubism SDK」です。

「Live2D Cubism Editor」は1枚の原画のモデリングを行うソフトウェアで、「Live2D Cubism SDK」はゲームやWebなどのアプリケーションにLive2Dを組み込むためのソフトウェアです。

VTuberのモデル制作には、「Live2D Cubism Editor」を使用します。

Live2Dで何ができる?

Live2Dはさまざまな場面で活躍しています。具体的な例は以下の通りです。

VTuberモデルの作成

Live2Dを使って、VTuberの2Dモデルを作成することが可能です。

アバターとなる立ち絵をパーツごとに分解して動作をつけることで、まばたき・笑顔・眉毛の動き・髪の毛の揺れなどを細かく表現できます。

ゲーム開発

Unityなどのゲームエンジンと連携させ、ゲームを開発することができます。3Dよりも軽量なためスマホゲームで活用されることが多いです。

有名なゲームだと「パワフルプロ野球」シリーズのほか、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」「あんさんぶるスターズ!!」などで活用されています。

アニメーション制作

キャラクターや背景イラストに動きをつけて、アニメーション作品を制作することもできます。

以前からMVやPR動画でよく活用されていましたが、近年はテレビや映画でもLive2Dが大活躍。

2024年10月にはLive2D作品の制作スタジオ「Live2D Creative Studio」がほぼ全編Live2Dを使用したアニメ「殿と犬」を公開しました。

アプリ開発

ゲームだけでなく、さまざまなアプリ開発にも役立ちます。例えば、「Live2D Creative Studio」は「Live2Dトークコンシェル」というLive2DとDocomoのRepl-AI(チャットボット)を連携させたアプリを開発しました。

Cubism SDK ワークショップ「自作Live2Dモデルと撮れる!自分だけのカメラアプリをつくろう!」 #Cubism_SDK

Live2D主催のワークショップでは、初心者向けにLive2Dを使ったカメラアプリの開発方法をレクチャーしています。

Live2Dの利用料金・費用

VTuberのモデル制作に使用する「Live2D Cubism Editor」は、FREE版(無料版)とPRO版(有料版)の2種類に分かれます。

FREE版(無料版)は機能や動かせるパーツ数に制限があるため、「VTuberで全身のモデリングを行いたい」という人はPRO版の購入がおすすめです。42日間のトライアル期間もあります。

個人利用の場合、単月プランで月2,288円です。長く使う場合は3年限定の3年間プラン(4万392円/3年)または年々割引される年間プラン(1年目:1万5,708円/年、2年目:1万2,936円/年、3年目:1万1,748円/年)をおすすめします。

Live2Dを使うために必要なスペック

Live2Dを快適に動かすためには、一定以上のパソコンスペックが必要です。以下は「Live2D Cubism」公式サイトで推奨しているスペックです。

OSWindows10, 11 (64ビット版、デスクトップモードのみ)
CPUIntel® Core™ i5-6600 相当かそれ以上の性能(AMD製を含む)推奨:i5-8600、i7-7700、クアッドコア以上
メモリ4GB 以上推奨:8GB以上
ハードディスク空き容量約1GB程度必要
GPUOpenGL3.3 かそれ以上推奨:NVIDIA GeForce GTX 950 以上のグラフィックスカード※オンボードの GPU (Intel HD Graphics など)では正常に動作しない可能性があります。
ディスプレイ1440×900ピクセル以上、32bitカラー以上推奨:1920×1080ピクセル(100%のUI 拡大率の場合)
OSmacOS(Monterey,Ventura,Sonoma,Sequoia)
CPUApple M シリーズチップIntel® Core™ i5-8500 相当かそれ以上の性能(推奨:i5-10600、i7-9600、クアッドコア以上)
メモリ8GB以上
ハードディスク空き容量約1GB程度必要
GPUApple M シリーズチップOpenGL3.3 かそれ以上
ディスプレイ1440×900ピクセル以上、32bitカラー以上推奨:1920×1080ピクセル(100% の UI 拡大率の場合)

Live2DのVTuberモデルの作り方

それでは、Vtuber用Live2Dモデルの作成方法を解説します。

STEP1:イラストを用意してパーツ分けする

まずはモデルに使用するイラストを用意します。

データは「.psd」形式で保存しなければなりません。そのため、公式サイトではAdobeの「Photoshop」またはセルシスの「CLIP STUDIO PAINT」の使用を推奨しています。

イラストは頭・体・目・髪・口など動かしたいパーツごとにレイヤーを分けて描きましょう。

特によく動く目のパーツは、まつげ・まゆげ・瞳・白目などさらに細かく分けると良いです。イラストでは左右片方の目と眉だけ描き、モデリング時にコピーすると左右対称に仕上げられます。

口も開いたり閉じたりするため、上唇・下唇でレイヤーを分けてください。

他のパーツで隠れている首のつなぎ目やおでこなどは、動かした際に色が途切れないよう描き足しておきましょう。

レイヤー名は、「目_左まつげ」「口_上唇」など分かりやすい名前を付けておくと混乱しません。また、線画レイヤーと塗りレイヤーはあらかじめ結合しておきましょう。

詳しくは、こちらの公式マニュアルの動画をご覧ください。

【公式】Live2D Cubism  基本チュートリアル1:イラストの加工

STEP2:Live2Dソフトをダウンロードする

次に、モデリングに必要な「Live2D Cubism Editor」をダウンロードします。ダウンロードページはこちらです。

「使用許諾契約およびプライバシーポリシーに同意する」をチェック後、初めてのダウンロードなら「初めてダウンロードする」にチェックし、メールアドレスを入力します。

その後、「最新のリリース版をダウンロードする」をクリック。セットアップを進め、42日間のトライアルがあるPRO版(有料版)かFREE版(無料版)を選んで完了です。

STEP3:Live2Dでモデリングする

ここから先は、「株式会社Live2D」のオフィシャルデザイナーチーム「Live2D Creative Studio」が公開している動画をぜひ参考にしてください。

【超初心者向け】今すぐできるVTuberモルの作り方!~基礎からnizima LIVE導入~【#Live2DJUKU】

STEP4:Live2Dモデルを動かす

Live2Dモデルが完成したら、「VTubeStudio」や「nizima LIVE」などのトラッキングソフトを使って実際に自分の動きを反映させてみましょう。

「nizima LIVE」を使用したい人は、STEP3の動画(0:37:17~)をご覧ください。

「VTubeStudio」を使用したい人は、こちらの動画を参考にしてください。

【超初心者向け】VTuberになろう!【VTube Studio】

Live2Dモデルを外注で作る方法と依頼相場

ハイクオリティなLive2Dモデルを求める場合は、外注も選択肢の1つです。以下に依頼の方法や費用の相場をまとめました。

Live2Dモデルの依頼方法

Live2Dモデルやイラストの制作を人に依頼するなら、「ココナラ」や「Lancers」、「nizima by Live2D」で個人クリエイターを探すことをおすすめします。

専門の制作会社もありますが、個人クリエイターに依頼するよりも費用が高くなりがちです。

それ以外にも、SNSでクリエイターを探し、DMやメールで相談する方法もあります。仕事を募集していないクリエイターもいるので、まずは依頼が可能かどうか聞いてみましょう。

Live2Dモデルの依頼相場

Live2Dモデルの制作費は、依頼先やクオリティ、「パーツ分けのみ」「モデリングのみ」などどこまで依頼するかによって大きく変わります。

個人クリエイターの場合、デザインからモデリングまで一括制作で3万円~40万円が目安です。制作会社に依頼すると、一括制作で10万円~150万円と高額になります。

Live2Dモデルも使える!音楽配信アプリならtopia

topia

引用元:PR TIMES

Live2Dを作ったけどもっと活用したい人やLive2Dの制作に挫折した人には、音楽配信アプリ「topia」がおすすめです。

topiaならLive2Dモデルもそのまま使える

topia

引用元:PR TIMES(topia、Live2D配信機能をリリース! スマホ1つでLive2Dモデルを用いた歌配信を実現)

これまでLive2Dモデルを使って活動する場所といえば、YouTubeがメインでした。しかし、音楽配信アプリ「topia」なら、Live2Dモデルを使用した配信をスマホで実現できます。

topia」は映像配信ではなく、音声配信+モーションデータ通信によってダウンロード済みのモデルを動かす通信方法により、非常に高画質・低遅延なライブ配信ができます。

さらに、

  • カラオケ機能で2万曲が無料で歌い放題。
  • 最大12人によるコラボが可能。
  • オリジナルギフトやオリジナルソングが作れる。
  • SNS広告への出演権獲得など多彩なイベントが満載。
  • ギフトや配信の盛り上がりに応じて収益化が可能。

という特徴があり、YouTubeより音楽配信が気軽にできる配信アプリです。

3Dアバターを無料で作成できる

topia」なら無料で3Dアバターが作成できるので、Live2Dモデルを持っていない人や制作を諦めた人も配信可能です。

topia」のアバターは、顔・髪・体・服・アクセサリーなど自由にカスタマイズできます。また、その日の気分でアバターを変えることもOK。理想のアバターで、気軽に音楽配信を楽しみましょう。

Live2Dの作り方に関するよくある質問

これからLive2Dを作ろうと考える方が抱きやすい疑問にお答えします。

初心者がLive2Dモデルを完成させるには大体何ヶ月かかる?

初心者の方でも最低限のモデリングなら1週間~2週間で完成させることが可能です。立ち絵全身に動きをつけたり、髪や服により細かな動きをつけたりするなら1ヶ月ほどかかるでしょう。

これはモデリングのみの作業時間で、イラスト制作の時間は含めていません。イラストを自分で制作する場合はその時間も必要となります。

Live2Dの無料版にはどのような制限がある?有料版は必須?

FREE版(無料版)は永久無料で使用できますが、モデリング・アニメーション機能が大きく制限されています。

「まずはLive2Dの基礎を学びたい」「簡単なデフォルメキャラや立ち絵の上半身だけ制作したい」という人はFREE版(無料版)で十分です。

プロのようなクオリティの高いアバターを作りたい人はPRO版(有料版)の購入をおすすめします。

Live2Dはスマホだけでも使える?

Live2Dモデルを制作するソフトウェア「Live2D Cubism Editor」は、WindowsとMac専用なのでスマホで作ることはできません。

パソコンで作ったLive2Dモデルを「topia」「17LIVE」「IRIAM」などスマホ配信アプリで使用することは可能です。

まとめ:Live2Dの作り方は簡単!音楽配信ならtopiaで

初心者でも基本的なLive2Dなら短期間で作ることが可能です。不安な方は、デフォルメキャラなど簡単な制作から始めると良いでしょう。クオリティを重視するのなら、クリエイターに依頼することをおすすめします。

そして、Live2Dの活躍場所はどんどん広がっており、今はスマホでも利用できることが分かりました。

気軽に音楽配信をリアルタイムで行いたい人や今持っているLive2Dモデルをもっと活用したい人は、ぜひ「topia」に注目してください。

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